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コピー機を購入したら保守サービスに入らなくてはなりません。保守には「キット方式」と「カウンター方式」があり、どちらかを選択することになります。どちらがお得になるのかは、毎月の印刷量や印刷物によって変わってきます。ここではキット方式とカウンター方式のメリット・デメリットについて詳しく解説していますので、複合機やプリンターの導入をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
キット式は別名トナー方式とも呼ばれ、専用のトナーキットを買って使う仕組みになっています。キット費用の中には保守が含まれているので、修理費がついたトナーを買うイメージです。通常のトナー価格は、モノクロの場合が想定枚数「3,000枚で2万5千円」ほど。カラーですと「1,400枚で1万2千円」前後になります。
キット方式のメリットは、印刷をしてもしなくても「トナーが残っている間は保守が無料になる」ところです。印刷をあまりしない企業にとって、お得な仕組みになっています。デメリットは、印刷枚数が多ければ多いほどコストがかかるところ。モノクロの1枚印刷の単価は8円と高額で、コンビニのプリンターと変わりません。
また、トナー1本で3,000枚が印刷できますといっている基準は、A4で5%(メーカーによって6%)で計算されています。
つまり「真っ白な用紙にベタ率が5%で3,000枚印刷可能」ということ。企業で印刷する見積書や請求書は5%を超える確率が高いので、トナーの減少率も上がります。
カウンター方式はトナー代や部品代、保守費用はかからず、印刷した枚数×1枚の単価で計算されます。毎月の最低基本料金があり、まったく使用しない場合も支払いが発生します。
カウンター方式のメリットは、ベタ率が何%であろうと1枚の単価が決まっている点です。毎月の印刷枚数が多いほど、ランニングコストがおさえられます。またトナーが無料なので、都度料金が発生しないのもポイントです。
デメリットは、コピー機の使用有無にかかわらず毎月のカウンター料金が発生すること。あまり印刷をしない場合には割高になってしまいます。
キット方式とカウンター方式、どちらかを選んだほうがお得かどうかは印刷する枚数と内容によって変わります。毎月一定量の印刷をするのであれば、トナーが無料の「カウンター方式」がお得です。また、毎月の支払い額がわかりやすいというのもオススメするポイント。
逆に毎月200枚程度しかコピー機を使用しない場合はキット方式のほうがお得になります。コピー機・複合機をリースするときは、サービス内容も大切なポイントです。リース会社によってサービス内容が異なりますので、ホームページなどでしっかり確認してからリース契約を行いましょう。