公開日: |更新日:
一般的にあまり馴染みのない「ドットプリンター」について解説しています。レーザーやインクジェットプリンターといった家庭や企業でよく見かけるものと、どのような違いがあるのでしょうか。またどういった印刷に向いているのか、選ぶときのポイントなども説明していきます。
ドットプリンターとは、主に企業で使用される「納品書」や「見積書」、宅配便の「送り状」などの印刷に使用される複写式のプリンターです。4~8枚複写できる機能は、レーザープリンターやインクジェットにはないのが特徴。またドットプリンターは数字や漢字・ひらがななど文字のみの印刷しかできません。
「文字しか印刷できないプリンター?」と思われる方は、銀行のATMをイメージするといいでしょう。通帳には数字と文字だけで、記帳するときに聞こえる大きい音が独特のプリンターです。
ドットプリンターが文字の印刷しかできないのは、印刷方式がレーザープリンターやインクジェットプリンターとはまったく異なるからです。
レーザープリンターやインクジェットプリンターはインクを噴射させて印刷しますが、ドットプリンターはインクリボンに極細の針を打ち付けて、その圧力で印刷を行う仕組み。通常のプリンターと比べると、速度や解像度は比べ物にならないほど劣ってしまいます。使用用途も限られているため、購入を悩まれる方にはリースをオススメします。リース料金は会社によって様々なので数社の料金を比較・検討してみてください。
ドットプリンターを選ぶときは、以下の4つのポイントをチェックしてみてください。
そのほか、軽いドットプリンターや省スペースで置けるもの、異なる伝票を同時にセットできるものなどがあります。複数人で使用するならネットワーク接続できるものが重宝するでしょう。
大手プリンターメーカーといえば、「CANON」「EPSON」「沖データ」「リコー」などがありますが、ドットプリンターを取り扱っているメーカーは「EPSON」「沖データ」のみ。EPSONは12機種、沖データは7機種発売中です(2019年6月時点)。それぞれ機能を比較して、用途や要望にあったプリンターを探してみてください。