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コピー機・複合機のリース契約は、一般的に5~7年程度となっています。それでは、リース期間が終了すると、レンタルしているコピー機・複合機はどうなるのでしょうか?
コピー機・複合機のリース満了時には、どの様な選択肢があるのかをご紹介します。
コピー機・複合機のリース満了の際に取れる選択肢は次の3つです。
返却に関してはそのままリース会社に返すだけなので、再リース契約と買い取りについて詳しく見ていきましょう。
それまで使用していたコピー機・複合機で再度リース契約を結び、その後も使い続けるという選択です。
再リース契約の最大のメリットは、料金が安いということです。再リースの場合、それまでの1/10程度の料金で契約を結ぶことができます。契約は基本的に1年単位となり、まとめて1年分の契約料金を支払います。
契約自体は満了しているため、先払いした料金は返ってきませんが、いつでも契約を解除することができるというメリットもあります。
デメリットは主に2つあり、1つ目はカウンター保守料金が据え置きになる点です。数年前に比べて、カウンター料金の相場は非常に安くなっているため、リース料金が格安になっても、思ったほど料金が抑えられないというケースも考えられます。
2つ目に、故障やトラブルの問題があります。既に5~7年間使用しているものなので、新品に比べると、不具合が発生する確率は高くなります。そのため、修理や保守にかかる費用が膨らんでしまうリスクがあり、また、場合によっては、部品の生産終了などの理由により、修理自体ができないケースもあります。
リース契約満了後に、リース会社からコピー機・複合機を買い取るという選択肢もあります。しかし、これはあまり現実的ではありません。というのも、多くのリース会社は、コピー機・複合機の買い取りに対応してくれないからです。
理由としては、コピー機・複合機を格安で売却してしまうと、税務上の問題により、リース取引を否認されてしまう可能性があるからです。もし売ってくれるリース会社があったとしても、中古としての適正価格での販売となり、再リースの場合の様に、格安になることは少ないでしょう。
また、不具合に関するリスクという点においても、再リースと同様です。
コピー機・複合機リのース契約が満了した際に、それまで使用していた機種は返却してしまい、最新機種を新規で契約するという選択肢もあります。
最新機種を利用するメリットの1つ目として、やはり機能面の向上が挙げられます。最近のコピー機・複合機は、単純にコピーやスキャンの精度が良くなっているだけでなく、クラウドシステムと連携して、PCを用いずにクラウド上にスキャンしたファイルをアップロードしたり、クラウドサーバーに保存されたファイルを直接プリントしたりすることも可能です。小型化や省エネ化といった細かい部分もブラッシュアップされており、それまでに古い機種を使用していたのであれば、業務効率の大幅な向上も期待することができるかもしれません。
2つ目のメリットとして、カウンター保守契約料金の相場が下がったことにより、それほどコストを追加しなくて済む可能性があるということです。このタイミングでリースの満了を迎えるということは、5~7年前に契約を結んだ方が多いかと思います。その頃と比べると、カウンター料金は大幅に安くなっているため、最新機種であっても、契約金額がそれほど上がらないことも珍しくありません。
費用を抑えるために再リースするか、機能性を重視して最新機種を新規契約するか。この点を天秤にかけ、企業の状況や業種に合わせて判断することになるでしょう。