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複合機・コピー機のリースは、申し込めば必ず行えるわけではありません。リース会社による審査に通過された場合のみ、複合機・コピー機のリース契約を結ぶことができます。
それでは、複合機・コピー機リースの審査は、一体どの様に行われているのでしょうか?
この記事では、複合機・コピー機リースの審査基準を解説した上で、審査に通りやすくする方法もあわせて紹介します。これから複合機・コピー機のリース申し込みをお考えの方、過去に審査に落ちてしまった方は、ぜひ参考にしてみてください。
まずはリース会社が、審査の際にどのようなポイントをチェックしているのかを紹介します。重要なポイントが2つ、細かなポイントがさらにいくつかあるので、それぞれ見ていきましょう。
重視されやすいポイントの1つが、申し込み企業が、創業からどのくらい経過しているかです。日本では企業の7割が総業から3年以内に倒産してしまうとも言われているため、リース会社がリスクを回避するための、重要な審査基準の1つにしています。
起業間もない会社はリース契約が結べないという訳ではありませんが、3年以上経営している企業は、審査の通過率が大幅にアップします。
もう1つのポイントは、企業、もしくはその代表の滞納歴です。こちらは事業年数よりもさらに重く受け止められ、基本的にクレジットやローンの滞納がある場合には、まず複合機・コピー機の審査には通りません。
ローンやクレジットの返済は3ヶ月滞納するとブラック認定されてしまいます。信用情報の回復までには、最低でも5年かかります。
審査の際に見られるポイントは他にもいくつかありますが、上記の2つに比べると重要度が低い、もしくは当てはまることが少ないため、簡単に紹介します。
申し込み者の年齢がリースの満期時に70歳を超える場合、連帯保証人を立てないと、審査に通りません。また、申し込み者が20代前半など若すぎる場合にも、会社経営の実績などが無ければ、連帯保証人が必要になるケースが多いです。
申し込み者の年収は、当然重要です。企業であっても個人事業主であっても、事業がどの程度上手くいっているかを判断する、指針の1つになります。
不況が続く業界や、変動が激しい業種の場合、審査にマイナスに影響する可能性があります。
逆に、弁護士や公認会計士など、安定した資格業の場合には、審査に通りやすくなります。
審査で見られるポイントを紹介しましたが、申し込む側でどうにもできないものが多いと感じられたかもしれません。しかし、複合機・コピー機の審査通過率を上げる方法はあります。
1つ目が、複数のリース会社に申し込みを行うというものです。重視されるポイントはある程度決まっていても、どの要素をどの程度重視するかは、リース会社によって異なります。申し込みを行う会社を増やすのは、審査通過率を上げるために、有効な手段です。
審査に通過したら必ず契約しなければならないという訳ではないので、その点も安心してください。
事業年数が短い、あるいは新設の会社が抱える問題点として、提示できる情報の少なさがあります。取引実績や経営状況など、リース会社が安心できる材料を提示できないため、通過率が落ちてしまうのです。
そこで、少しでも審査通過率を上げるために、審査を行う上で有利に働く資料を提出するという方法があります。申し込み者が保有する資格や、これまでの経歴、事業計画といった情報をまとめて提出することで、審査を有利に進められる可能性があります。
複合機・コピー機は企業の活動に欠かせないものの一つです。リースの審査が不安という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。