公開日: |更新日:
書類などのコピーを作成する機器にコピー機があります。複合機は、そのコピー機能のほかにも、データを紙にプリントアウトするプリンター、紙の書類内容をデータとして取り込むスキャンを行えるスキャナー、そして機種によってはファックスとしても使えるものです。
一般的に、コピー機、及び複合機のサイズは縦横60cm、高さ120cmほど。コンパクト設計のもので縦横66cm、高さ46cmほどです。
コンパクト設計では高さを抑えている分、幅広のものが多く見られます。また、重さも、一般的なコピー機は重さ50~100kgほどなのに対し、コンパクト設計では30kgほどになっているので卓上用として使うことができます。
コピー機・複合機を導入するなら、まずはオフィスにスペースを確保しなければなりません。または、あらかじめスペースがあるのであれば、その広さをしっかりと測っておきましょう。
このとき、コピー機や複合機がぴったり入るサイズであってはいけません。必ず余裕を持ってスペースを取りましょう。
と言うのも、コピー機や複合機から紙が排出されるスペースや、給紙したりトナーを交換できる空間的な余裕がなくてはならないからです。
コピー機・複合機を設置する際には、周囲に充分な余裕も確保してください。
コピー機・複合機のスペースが決まったら、次はサイズを選びましょう。
コピー機や複合機には、デスクやオフィス家具の上に置ける卓上タイプと、キャスターなどがついた自立タイプがあり、サイズにもかなり違いが見られます。
コンパクトな卓上用にするか、場所を取る自立型にするかは、オフィスの規模に合わせて選びましょう。
コピー機・複合機には、レーザープリンターとインクジェットがあり、一般的にオフィスで用いられているのは水に比較的強いレーザープリンターです。インクジェットは家庭用として広く普及しています。
個人事務所や店舗でコピー機・複合機を使うのであれば、インクジェットで充分に事足ります。
4~30名程度のオフィスであれば、コピー機・複合機は卓上タイプなど小型サイズのものがおすすめです。
卓上用のコピー機・複合機はひとりで運べる重量で、スペースもさほど取りません。ただし、卓上型は自立型のコピー機・複合機よりも機能数は劣りがちです。
30名以上が勤務する比較的に広めのオフィスには、印刷枚数や機能面などを考慮した自立型のコピー機・複合機が必要となるでしょう。
また、広めのオフィスであれば高さのある自立型のコピー機・複合機を設置する場所にもさほど困らないはずです。
コピー機や複合機の重さや大きさは、個人や少人数のオフィスで使用する場合、移動に困らない程度のものがおすすめです。
また、広めのオフィスであっても、仮にコピー機や複合機を頻繁に移動させるのであれば、重量のある自立型は向かないと言えます。
コピー機や複合機を導入する際は、機能面の確認を忘れずに。業種によって必要な機能も異なります。オフィスでよく使用する機能がついているかどうか、事前にしっかりとチェックしましょう。機能はメーカーによっても違いが見られるため、複数のメーカーを比較検討することも有効です。
印刷物が大量に必要となるオフィスでは特に印刷速度にも注目してください。印刷速度は速ければ速いほど便利ですが、ただ、印刷の品質が保たれているかどうかも大切です。また、性能の良いコピー機や複合機はそれなりの価格なので、それぞれのオフィスに本当に必要な性能かどうかを確かめてください。
コピー機や複合機はオフィスにとって欠かせない機器ではありますが、サイズや性能・機能はさまざまあり、それぞれ向いているところと向いていないところがあります。それらをきちんと把握した上で、コピー機・複合機の導入を目指してください。