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現在使用しているコピー機・複合機のリース契約満了が近づくと、その複合機を返却して新たな機器をリースするか、同機器の再リースかを選択することになります。こちらでは再リースした場合のメリットとデメリットを中心に紹介していきます。リース契約の満了が近づいている企業はぜひ参考にしてください。
再リースとは、現在導入しているコピー機や複合機のリース契約満了後も、継続して使い続けることです。再リースのための契約を結ぶことになりますが、その期間は通常1年単位となります。
今までの契約期間(5年前後)で、リース会社としては複合機の元が取れた状態となります。そのため再リース契約は、業者によってはこれまでのリース代金の10%程度の超格安価格で使い続けることも可能に。今までの1ヶ月分のリース代で、約1年分のリース代をカバーできるのです。
現コピー機や複合機が特に問題なく作動しているならば、再リースはコスト面で大きなメリットとなります。ただし再リースの場合は、月々の支払いではなく1年分一括払いが多いようです。
コピー機や複合機を新たなものに替える場合、現複合機を搬出して新しい複合機を搬入します。単純な機器の搬出・搬入だけでなく、パソコンやネットワークの設定も一からやり直しになります。再リースであれば同機器を継続して使うので、これらの作業が不要です。
一般的にリース期間中の解約は不可ですが、再リースに関しては途中で解約して新しい機器を導入することもできます。ただし再リース契約時に支払った1年分の料金は、通常返金されないのが普通です。
現使用のコピー機や複合機は5年以上前の型となります。最新機種の機能や仕様より劣るのが一般的。業種や業務によっては、作業効率アップが優先となるため、現使用機種と新機種との機能性を比較・検討する必要があります。
再リース契約でリース料金が格安になっても、保守契約の内容は変わりません。カウンター契約であれば印刷枚数によって今まで通りの料金が発生します。保守契約がカウンター料金とメンテナンス費用に分かれている場合は、故障した時の費用が高くなるので注意してください。
一般的に業務用複合機の部品供給は新製品の発売後7年程度です。そのため古い機種を使い続けると、修理やメンテナンスのためのパーツが手に入らなくなります。7年を過ぎた再リース契約は、メンテナンス面からリスクを伴ってきます。
コピー機複合機を再リース契約する際のメリット・デメリットを挙げてきました。
どちらを選ぶかは社内の状況と機種の使用具合によるものの、すでに不具合が気になるようであれば新たな機種のリース契約を結ぶほうが効率的にベターです。
契約期間が5年で、特に問題なく複合機を使えているのであれば、1年間契約の再リースはコスト的にもおすすめ。不具合が気になり始めた時点で(例えば6か月後)途中解約し新機種を導入しても、十分にもとが取れます。